日本語学習者のみなさん、こんにちは
突然ですが、みなさんはどうして日本語を勉強しているのですか。
JLPT(日本語能力試験)に合格するためですか。
大学や専門学校に進学するためですか。
それとも、日本の企業に就職するためですか。
目標は人によって違うかもしれません。でも、ほとんどの人が、日本語でたくさんの人とコミュニケーションを取りたいと思っていますよね。
もしかしたら、JLPTのN1やN2に合格したけれど、会話は苦手だという人もいるかもしれませんね。
試験で点数を取るための勉強と会話力のアップのための勉強(練習)は方法が違います。
今日は、会話力アップのための勉強(練習)方法について紹介します。
インプットとアウトプットのバランスが大切
勉強(練習)方法にはインプットとアウトプットがあります。
両方をバランスよく行うことが大切です。
試験では点数が取れるのに会話は苦手だという方は、アウトプットを増やすことで、会話力がぐんと伸びるはずです。
インプットの方法5選
それでは、まず、インプットの方法を5つ紹介します。
教科書で学ぶ
学校に通っている人、オンラインレッスンを受けている人、独学の人・・・
今使っている教科書で文法、語彙をしっかり学びましょう。
興味がある本を読む
みなさんが興味があることは何ですか。
興味がある分野の本を1冊購入しましょう。
本屋さんに行って、気になった本を買ってみるのもいいですね。
興味がある動画を見る(聴く)
本はちょっと・・・という方はNetflixで映画やドラマ、アニメを見たり、YouTubeの動画を見るのもおすすめです。
字幕は最初はつけてもいいですが、2回目、3回目は字幕なしで挑戦してみましょう。
日本語のpodcastを聴く
日本語のpodcastもだいぶ増えてきました。
いくつか聴いてみて、一つか二つを選び、継続して聴くことをおすすめします。
日本人同士の会話を聴く
日本で生活をしている方は、身近な人たちの会話に耳を傾けてみることもいい勉強になると思います。
会話に参加できればもっといいですが、まずは日本人同士が実際にどんな表現を使って会話をしているのか、会話している人の関係、略語、あいづちなどを意識して聴いてみましょう。
アウトプットの方法5選
ある程度、インプットが進んだら、積極的にアウトプットしていきましょう。
続ければ必ず効果が出る5つの方法を紹介します。
教科書の会話文をつぶやく
授業などで学んだ会話文を声に出して何回も読んでみましょう。
大きな声を出さなくても、つぶやくだけで大丈夫です。回数が大事です。
口が慣れるまでつぶやき続けましょう。
日本語の質問に答える
日本語の短い質問にできるだけ素早く答える練習も効果的です。
知っている日本語の言葉と文法を使って、短い時間で答えられるように練習しましょう。
答えられなかったときは、母語でも答えられない内容なのか、母語でなら答えられるのに日本語が出てこなかったのか、よく確認しましょう。
シャドーイング
聞こえてきた音声をそのまま真似して話すシャドーイングも効果的な練習方法です。
シャドーイング用の音声もYouTubeにあります。
お気に入りのポッドキャストのフレーズや映画やアニメのワンシーンを真似して声に出してみるのも楽しいですね。
日本語の歌を歌う
みなさんはカラオケに行ったことがありますか。歌うのが好きですか。
歌うのが好きな方はぜひ、日本語の歌にも挑戦してみてください。
1曲だけでも歌える歌があると日本人との交流の際に、いい話題にもなりますよ。
日本人に話しかける
ここまで、インプットとアウトプットで会話力を上げてきた皆さん、職場や学校で身近に日本人がいる方は、思い切って日本人に話しかけてみましょう。
初めはなかなか通じないこともあるかもしれませんが、相手の日本人も皆さんとコミュニケーションを取りたいと思っているはずです。
また、身近に話しかけられる日本人がいない人は、交流会に参加してみましょう。直接会って話したり、zoomで行われる交流会に参加したりして、日本語が使える機会を増やしてください。
オンラインレッスンを受けるのもいい方法ですよ。
まとめ
今日は日本語の会話力アップのための方法を紹介しました。
会話力アップのためには、インプットとアウトプットをバランスよく行うことが大切だということをお伝えいたしました。
それぞれの詳しい方法はまた改めてご紹介しますね。
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